ムニュ接着

こんにちは、ブログスタッフの田中です。

今回は以前に書いたプラモデルネタで書いてみたいと思います!

**前回の記事

前回はパーツをニッパーで切ってヤスリ掛けしました。

次の工程は「組み立て」「接着」です!

最近のプラモデルは組み立てに接着剤を必要とするものはほとんど無いのですが、パーツとパーツの合わせ目を目立たなくする為に使う場合があります。

 

パーツの目立つ合わせ目の

間に接着剤を流し込み

抑えて溶かして、くっつけて

ヤスリで削って完成です!

 

 


パーツ同士を溶かして接着する際に、余分な部分が「ムニュ」っとはみ出る事から、「ムニュ接着」とも呼ばれる接着方法です。

プラスチックパーツを溶かして接着しているので、合わせ目が目立たなくなります。

言い換えれば、この接着剤は「プラスチックを溶かしてしまう」という事。

 

ですので、プラスチックで出来ているメガネのフレームやレンズも溶けてしまいます。

メガネが破損した際に、応急処置として接着剤を使ってしまう方が多くいらっしゃいます。上手く直せずに当社にお持ちになるのですが…レンズが溶けていたり、コーティングが変色していたり、レンズ表面が白くなっていたりと直し様がない状態がほとんどです。

 

 


 

フレームについても、接着面が小さいので接着できず、メッキだけ剥がれてしまい、まず直りません。

 

「直せるんじゃないか…」「やってみてダメなら…」

お気持ちは分かりますが、直る確率が一番高いのは「メガネ屋に持っていく」事です。

壊れないのが一番ですが、「破損の際はまずメガネ屋に」を心に留めていただければ幸いです。

 

2022.7.29